ものぐさ太郎


ものぐさ太郎は朝寝坊
お鐘が鳴っても目がさめぬ
鶏(コケコ)が啼(な)いてもまだ知らぬ

ものぐさ太郎は家持たず
お馬が通れど道の端(はた)
お地頭(じとう)見えても道の端

ものぐさ太郎はなまけもの
お腹が空いても臥(ね)てばかり
藪蚊(やぶか)刺しても臥てばかり

ものぐさ太郎は慾(よく)知らず
お空の向うを見てばかり
桜の花を見てばかり


作者
北原白秋

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