ものぐさ太郎は朝寝坊
物臭太郎睡懒觉,
お鐘が鳴っても目がさめぬ
敲钟也不醒。
鶏(コケコ)が啼(な)いてもまだ知らぬ
鸡叫也不知道。
ものぐさ太郎は家持たず
物臭太郎没有家,
お馬が通れど道の端(はた)
马儿走过时在路边,
お地頭(じとう)見えても道の端
领主发现时在路边。
ものぐさ太郎はなまけもの
物臭太郎大懒蛋,
お腹が空いても臥(ね)てばかり
肚子饿了也躺着,
藪蚊(やぶか)刺しても臥てばかり
蚊子叮了也躺着。
ものぐさ太郎は慾(よく)知らず
物臭太郎清心寡欲,
お空の向うを見てばかり
只是望着天空,
桜の花を見てばかり
只是看着樱花。
译注:物臭太郎,是民间故事的主人公。物臭太郎是游手好闲的人,因为诗歌才能,在京城取得官职,去世后成为穂高大明神。